先に結論から言うと──GPT-4oのままで大丈夫でした。
でもその前に、ちょっとだけ心が揺れたんです。
“なんとなくすごそう”というイメージだけで、判断してしまったことはありませんか?
私の場合、それが「高度な推論を使用する」という表記でした。
「o3のほうがすごいのでは?」と思って調べてみたら、
むしろGPT-4oのほうが“いまの自分にはぴったり”だったんです。す。
☁️ モデル選択画面でひと悩み
私は2021年頃に少しChatGPTを使って、その後はしばらく離れていたのですが── 2025年5月からまた改めて使いはじめました。
使いはじめると、設定画面やボタンなど、あちこち見てしまうタイプで── そんな中でふと開いた画面に、ある表記が目に入りました。
※ここにモデル選択画面のキャプチャ画像を挿入 (例:「GPT-4o:ほとんどのタスクに最適」「o3:高度な推論を使用」)
🤔 o3のほうが便利そうに見えた
「GPT-4o:ほとんどのタスクに最適です」 「o3:高度な推論を使用する」
……えっ?「高度な推論」って、なんかすごそう。 もしかして、GPT-4oよりも便利だったりする…?
そう思って、いろいろと検索してみました。
すると、
- 「画像生成の精度が上がった」
- 「指が6本じゃなくなった」
- 「構図も崩れにくくなった」
などなど、やっぱり「o3って高性能なのかも」と思わせる情報が並んでいたんです。
🤖 ChatGPTに直接聞いてみた
最終的には「本人(?)に聞くのがいちばん確実だ」と思って、ChatGPT自身にたずねてみました。
「o3のほうが推論性能が高いって聞きました。GPT-4oより便利なんですか?」
すると返ってきたのは、ちょっと拍子抜けするほど明快な答えでした。
📖 GPT-4oとo3の違いは?
調べた結果を簡単にまとめると、こんな感じです:
💡GPT-4oとo3の比較表(2025年6月時点)
項目 | GPT-4o(オムニ) | o3(GPT-4系列) |
---|---|---|
対応領域 | テキスト・画像・音声のマルチ対応 | 主にテキスト処理 |
モデルの性格 | 最新の万能モデル | GPT-4の高精度モデルのひとつ |
提供形態 | ChatGPT(無料/有料) | 主にAPI(開発者向け) |
使用目的 | 一般ユーザー向け、多用途に最適 | 開発者が特定挙動を確認したい場合に |
特筆ポイント | 高速・安価・多機能 | テキスト処理における正確さが高評価 |
今使うべき? | ✅ 日常利用ならこれでOK | ⚙️ 特殊な開発や検証が必要なときに |
そして、GPT-4oにはこの「o3の進化系」が組み込まれているとのこと。
つまり── わざわざo3に切り替える必要はなかった、ということです。
✨ それでもo3が選べる理由は?
じゃあ、どうしてo3が選べるようになっているのか? この点がいちばん気になっていたのですが──答えは意外とシンプルでした。
APIなどでo3を使っていた開発者や研究者が、ChatGPT上でも同じ挙動を確認したい場合がある。
つまり、開発者向けの互換性保持が目的だったんですね。 この説明に、私はとても納得しました。
🌱 GPT-4oのままで、大丈夫だった
ふりかえってみると、私は「高度な推論」という言葉の印象に、ちょっとだけ振り回されていたのかもしれません。
- 高度な推論=なんだかすごそう
- 万能モデル=ちょっとカジュアルっぽい
でも、実際にはGPT-4oのほうが対応範囲も広くて、速く・安く・高性能。 今の自分の使い方には、GPT-4oのままで安心だった──そう思えたのです。
🌱 「思い込み」に気づけてよかった
……今思えば、あのとき私が迷ったのは、性能の差ではなく、 **「言葉の印象」に引っぱられた“思い込み”**だったのかもしれません。
「高度な推論」と聞くと、“今よりもっと賢くなれるかも”と思ってしまう。 でも、実際にはGPT-4oの中にすでにその力が含まれていた。
ちゃんと調べて、自分の目で確かめられてよかった──そう思っています。
🪴 ちいさな気づきメモ
「これ、すごそう!」と感じるものほど、 実は、今使っているものの中にちゃんと含まれていることもある。
今回も、最初はちょっと誤解しかけたけれど、 自分で調べて納得できたからこそ、「これでいい」と安心して言えるようになりました。
それって、ちょっとした“自分を育てる”種まきかもしれませんね。